8/18(日)ご近所ながら未訪問だった天青(てんせい)さんへ。鄙にはまれな人気店のTRATTORIA MOKICHIさんと同じく、熊澤酒造の敷地内にある会席料理のお店ですが、こちらもかなりの人気店でフラっと来ても入れないことが何度かあり、この週が私の誕生日だったのでシッカリ予約して贅沢することにしました。
造り酒屋直営のレストランらしく、出入り口に杉玉が飾ってありました。大正時代の酒蔵を改築した建物だそうで中は薄暗く、冷房だけではないひんやり感もあって落ち着いた雰囲気の店内です。
まずは地ビールで乾杯。私は季節限定のサマーオレンジエールのショートグラス(650円)、しんはピルスナーのスタンダードサイズ(890円)。水色のびんはお水です。
予約のさいに「お料理も決めておかれるとお待たせしません」とすすめられたので、千峰コース(一人税込み5800円)でお願いしていました。平日限定ランチコースは2850円、土日祝日のコースは4200円から15000円まで、慶事・法事向けのコースもあり、この日もかなり混み合っていましたが、特別感のあるお店の雰囲気は、なるほど会食向きだと思いました。先付けの「カマスの揚げ浸しと冬瓜の柚香冷やし鉢」↓。上品な薄味でした。
前菜は左から冷製茶碗蒸し枝豆すり流し、天青風うざく、姫サザエの金山寺みそ和え、和風合鴨テリーヌとクリームチーズの粕味噌漬け。どれもとても美味しいです。贅沢なおつまみでビールがどんどんすすみ、私は地ビール「ヴァイツェン」ショートグラス(650円)をおかわり。
しんは、たまにはいいよね?と日本酒「千峰天青」を一合。760円です。
副菜「玉蜀黍真丈の春巻き揚げ」↓。緑色のはスナップえんどうで、手前の茶色っぽいのは醤油麹のソースとのこと。
本日のお造り↓は、まぐろ、カンパチ、赤海老。
お酒の勢いは衰えることなく(^^;)しんは「雨過天青」一合1485円をお替わり。一合だけの約束は何処へ?私もほんの少し飲みましたが、飲み比べると前出の千峰天青よりも、倍近い売価のこちらのほうが口あたりが優しく美味しい気はするんだけど、値段を知ってるからという気も(^^;)どちらも美味しかったです。
私はお気に入りの「シュバルツ」ショートグラス650円を注文。黒ビールがもともと好きなんですが、熊澤さんのは苦み控えめで飲みやすく二杯飲んでしまいました(^^;)
メインが二皿出て来るコースで、ひと皿目は「旬魚の塩麹焼き 田楽茄子」↓。この日のお魚はイサキで、添えてあるのはネギと玉ねぎを和えた薬味のようなソース。茄子田楽の下のズッキーニとパプリカも、皮がパリッと焼けたイサキも美味しかったです。
メイン料理のふた皿目、この日のお肉料理は「蔵元厳選牛の生姜牛蒡煮込み」でした。サガリという横隔膜のお肉で、横隔膜はハラミじゃなかったけと帰宅後ググったら、ハラミは背中側の薄い部分、サガリは肋骨側の厚い部分を指すのだそうです。甘みの少ないキリッとした味付けで柔らかく煮込んでありました。お酒はほぼ飲み終わっていたのでご飯も運んでいただき、贅沢な誕生日ランチを堪能しました。
この日のデザートは、抹茶ヨーグルトムースにスイカのゼリー、メロンでした。
食事の合計金額は税込み17,235円で、サービス料として10%の1,724円が加算されていました。姉妹店?のTRATTORIA MOKICHIさんでは、時に何だかなあという印象の店員さんに当たったりもしますが、サービス料がかかる天青さんは選抜メンバーなのか、感じの良い人ばかりでした。お会計は18,959円なり、熊澤酒造内のレストランやお店はクレジットカードが使えます。ごちそうさまでした。