5/4(みどりの日、木)小田原城で藤の花を見たあと、清閑亭でお茶にしました。小田原駅からだと徒歩15分くらいでしょうか。お城の藤棚あたりからだと徒歩2〜3分、明治時代に活躍した黒田長成(ながしげ)侯爵の別邸だった建物で、昼ご飯でうかがっただるま屋さん同様、こちらも国の有形文化財に登録されています。入場無料で一般に公開されており、一階の一部がカフェになっています。
黒電話のダイヤル部分を再利用したような可愛い呼び鈴を回すと、スタッフの方が来てくれます。注文した飲み物・食べ物とひきかえに代金を支払う、洋画などでお馴染みのキャッシュ&デリバリー方式です。
しんはアイスコーヒーを注文。小さなクッキー付きで350円。このお値段ならこんなものかなあ、な薄味(^^;)でも「喉が渇いていたので、ごくごく飲めてちょうどよかった」としん。
私はお抹茶(和菓子付き)にしました。いわゆる「お薄」という飲みやすいほうのお抹茶だと思いますが、それにしても薄いかな(^^;)まあでもこちらも500円なら(以下略)
カフェからは手入れされた庭と、陽射しに照り映える相模湾が一望できて、眺めているだけで気持ちが晴れ晴れしてくるようでした。ゴールデンウィークでこんな素敵な場所なのに、意外に混んでいないのは、施設の運営が小田原市で、商売っ気がないからかもしれません。でも、おかげでのんびりできました。ごちそうさまでした。
北条五代祭を開催中だった小田原城を見物したりゆっくり過ごしていたら、駅に着いた頃にはすっかりお腹が空いて晩ご飯も食べて帰ることに。小田原駅地下HaRuNe、素敵な佇まいで前から気になっていた日本蕎麦の「きみのそば」さんです。食券方式で、ビールは食券を手渡したら、自分で冷蔵庫から出す決まりでした。ヱビスビールは小瓶で550円(税込)。
私が注文した温かいとろろそば950円。お蕎麦が茹で過ぎでした。私は温かいお蕎麦のほうが好きで、たいてい汁そばを頼みますが、お店のもので、こんな茹で過ぎのお蕎麦は初めてでした。加えて、驚くほどおつゆが塩っぱい。お腹が空いていたのに、半分以上食べ残してしまいました。
しんは「朝どれ野菜のおろしそば」800円を注文しました。季節的にてっきり、旬の豆類や葉野菜などが彩り良く添えられたお蕎麦を期待していたら、大根おろし・ネギ・大葉に、海苔・天かす・梅肉がトッピングされたよくある「冷やしタヌキ蕎麦」が登場。虚を突かれて写真撮影を失念していたのですが^^;つまりは大根とネギと大葉が「朝どれ野菜」ということらしく、完全に名前負けだと思うんですよね。野菜の量がたっぷりならばともかく、大根おろしは調理用大さじに一杯くらい、ネギはその半分くらい、大葉は小さいのが千切りにもせずの一枚だし。こちらはお蕎麦の茹で加減と味付けは普通で、美味しくないというわけじゃなかったのですが、期待はずれな内容でセルフサービスなので割高感が残りました。
もう一つ気になったのは、座面の小さい木のスツールは座りにくく、かつ木製のテーブルと高さが合っておらず食事しにくいことです。カウンターや食器に小田原産の木材を使うなど、随所に拘りはあるようでしたが、何だか色々と残念でした。